
こんにちは、「キッチンツール・ナビ」運営者の「れいと」です。
オムライスを作るとき、意外と仕上がりを左右するのがフライパンのサイズです。
普段使っている26cmや28cmのフライパンでも作れますが、1人分の卵をきれいに包もうとすると「卵が薄く広がりすぎる」「形を整えにくい」と感じることがあります。
反対に、小さすぎるフライパンではご飯を包む余裕がなくなり、最後のひと折りが難しくなってしまいます。
私がオムライス用として基準にしたいのは、1人分なら20〜22cm。
とくに卵2個程度で昔ながらの包むオムライスを作るなら、このあたりが扱いやすいサイズかなと思います。
普段使いのフライパンをそのまま使う方法もありますが、オムライスをよく作るなら小さめを一枚持っていると、卵料理全般がかなり作りやすくなりますよ。
ポイント
- オムライス1人分に使いやすいフライパンサイズ
- 20cm・22cm・24cmの使い分け
- 卵の個数や包み方に合わせた選び方
- 焦げ付きにくいフライパンを選ぶポイント
オムライスのフライパンサイズは20〜22cmが基本
オムライス用のフライパンは、大きければ作りやすいわけではありません。
卵液を適度な厚みに広げながら、ご飯を包めるだけの面積を確保する必要があるため、料理全般に使うフライパンとは少し違った考え方が必要です。
一人分なら20〜22cmを中心に考え、食べる量や卵の個数によって24cmまで広げて選ぶと失敗しにくくなります。

一人分なら20〜22cmが使いやすい
卵2個程度で1人分のオムライスを作るなら、20〜22cmのフライパンが使いやすい目安です。
キユーピーのオムライス基本レシピでも、卵2個の1人前には20〜22cmがおすすめされています。
大きすぎるフライパンでは卵が薄く広がりやすく、小さすぎると裏返したり形を作ったりしにくくなるためです。
(出典:キユーピー「きれいな形に包むコツ!オムライスの基本レシピ」)
| サイズ | 向いている使い方 | オムライスでの特徴 |
|---|---|---|
| 18cm前後 | 小さなオムレツ・少量の卵料理 | ご飯を包むには窮屈になりやすい |
| 20cm | 1人分・卵2個程度 | 卵に厚みを残しやすく小回りが利く |
| 22cm | 1人分・卵2〜3個程度 | 包みやすさと面積のバランスがよい |
| 24cm | 大きめ1人分・卵を多めに使う場合 | ご飯の量を増やしやすい |
| 26cm以上 | 炒め物・家族分の普段使い | 少量の卵では薄く広がりやすい |

この表はあくまで一般的な目安で、同じ直径でも底面の広さや側面の傾斜によって使い心地は変わります。
とはいえ、初めてオムライス用のフライパンを選ぶなら、20cmか22cmから考えると選びやすいでしょう。
ポイント
迷ったら22cm。
20cmよりご飯を包む余裕がありながら、24cmほど卵が大きく広がらないため、昔ながらの包むオムライスを作りやすいサイズです。
実際、洋食店のオムライスでも22cm程度のフライパンが使われる例があります。
家庭では火力やご飯の量が違うので同じ条件にはなりませんが、22cmというサイズが一つの基準になることは覚えておいて損はありません。
20cmと22cmは卵の量で選ぶ
20cmと22cmで迷ったら、普段何個の卵を使うか考えてみてください。
卵2個で小ぶりなオムライスを作るなら20cmでも十分です。
底面が小さいため卵が必要以上に薄くなりにくく、半熟部分にもある程度の厚みを残しやすくなります。
一方、卵を2〜3個使ったり、ご飯を少し多めに入れたりするなら22cmのほうが余裕があります。
フライパンを傾けながら卵の形を整えるときも、20cmより少し広い22cmなら動かせる範囲があります。
◆れいとのワンポイントアドバイス
オムライス用として一枚だけ買うなら、私は22cmを基準に考えます。
20cmは卵料理にはとても使いやすいのですが、ご飯をしっかり包みたいときには22cmの余裕がありがたいんですよ。
ただし、小食の人や子ども用など、ご飯の量が少ないオムライスを作ることが多いなら20cmも魅力的です。
サイズの数字だけではなく、「いつものご飯の量」を思い浮かべると選びやすくなります。

オムライスや卵料理専用として20〜22cmのフッ素樹脂加工フライパンを一枚用意するのも使いやすい方法です。
24cmは大きめを作りたい人向き
24cmのフライパンでもオムライスは問題なく作れます。
むしろ、卵を3個ほど使って大きめに包みたい人や、ご飯をしっかり食べたい人には24cmが使いやすい場合があります。
22cmより面積に余裕があるので、チキンライスを置いたあとに左右の卵をかぶせやすいのがメリットです。
その反面、卵2個だけでは卵液が薄く広がりやすくなります。
加熱時間が少し長くなっただけで表面まで固まり、包むときに割れやすくなることもあるでしょう。
24cmを使うなら、卵の量とご飯の量を少し多めにするほうがフライパンの大きさを生かしやすくなります。
また、24cmはオムライス以外にも朝食、肉料理、少量の炒め物などへ使いやすいサイズです。
「オムライス専用品を増やすほどではないけれど、小さめのフライパンが欲しい」という人にはちょうどいい選択になるでしょう。
普段使いまで含めてフライパンを選びたい場合は、IHで長持ちするフライパンの選び方でもサイズと重量の考え方を詳しく紹介しています。
26cm以上では卵が薄くなりやすい
一般的な家庭では、26cmのフライパンをメインで使っている人も多いでしょう。
焼く、炒める、少し煮るといった料理までこなしやすく、一枚だけ持つなら便利なサイズです。
ただ、1人分のオムライスでは少し話が変わります。
26cmへ卵2個分の卵液を入れると広い範囲へ薄く伸びるため、20〜22cmと比べて厚みを残しにくくなります。
薄焼き卵を作ってご飯へかぶせるだけなら問題ありませんが、フライパンの中でご飯を包み込むスタイルでは難易度が上がります。
とくに半熟の状態を残したい場合は、火の入り方を見ながら短時間で形を作らなくてはいけません。
28cmになるとさらに面積が増えるので、1人分を作るためだけに選ぶ必要はないかなと思います。
注意ポイント
大きなフライパンを強火にすれば解決するわけではありません。
コーティング製品では過度な高温調理や空焚きを避け、メーカーが案内する使用方法に従ってください。
26cmや28cmをすでに持っているなら、ご飯を先に皿へ盛り、その上へ半熟卵を滑らせる「包まないオムライス」にするのも一つの方法です。

これならフライパンが大きくても、卵をきれいな木の葉形に包む必要がありません。
道具に料理を合わせる発想ですね。
二人分でも一個ずつ作るのがおすすめ
「2人分ならフライパンも2倍くらい大きくしたほうがいいの?」と思うかもしれません。
ですが、包むタイプのオムライスなら、2人分を一度に巨大な一個として作るより、1人分ずつ焼いたほうが仕上げやすいです。
つまり、2人家族だからといって26cmや28cmを選ぶ必要はありません。
2人分でも20〜22cm程度のフライパンで一皿ずつ仕上げるほうが、卵の厚みやご飯との比率を保ちやすくなります。

もちろん、家族全員分の薄焼き卵を順番に焼くだけなら24cmなどでも構いません。
重要なのは人数ではなく、一度に何人分を一つのフライパンで仕上げるかです。
オムライスのフライパンサイズ以外も確認したい
オムライスでは直径だけを合わせても、必ず作りやすくなるとは限りません。
同じ22cmでも、底面の形、側面のカーブ、コーティングの状態、重さによって卵の動かしやすさはかなり変わります。
ここからは、オムライス用フライパンを選ぶときにサイズと一緒に見ておきたいポイントを紹介します。
浅めで側面がなだらかな形が便利
オムライスでは、焼いた卵をフライパンの端へ寄せたり、ご飯へ折り返したりする動作があります。
そのため、底から側面までのつながりが極端に角張っていないフライパンのほうが扱いやすいでしょう。
卵を滑らせるように動かせるため、皿へ移す最後の工程もスムーズになります。

一方、深型フライパンは炒め物や煮物には便利ですが、側面が高い製品ではヘラを差し込みにくい場合があります。
オムライス専用に選ぶなら、一般的な浅型フライパンを先に検討したいところです。
とはいえ、側面の角度はメーカーやシリーズによってかなり違います。
ネットで購入するときは、上からの写真だけではなく横から見た形も確認してみてください。
商品仕様に深さが書かれていれば、そこも判断材料になります。
焦げ付きにくい加工は卵と相性がよい
オムライスでは卵を完全に固める前に動かすため、フライパン表面へ卵が張り付くと一気に難しくなります。
そのため、家庭で作りやすさを優先するなら、フッ素樹脂加工などのこびり付きにくいフライパンが便利です。
キユーピーの基本レシピでも、フッ素樹脂加工がしっかり効いているフライパンは卵がくっつきにくく、きれいに仕上げやすいと紹介されています。
ただし、コーティングは使い方によって少しずつ傷みます。
以前は卵がするっと動いていたのに、最近は同じ油の量でも張り付くようになったなら、調理技術だけが原因とは限りません。
表面の状態も確認してみましょう。
マーブルコートやダイヤモンドコートを含めて比較したい場合は、マーブルコートとダイヤモンドコートの違いも参考にしてください。
こびり付きにくさを重視した20〜22cmのコーティングフライパンは、オムライスだけでなく目玉焼きや小さなオムレツにも使いやすいですよ。

軽さと持ち手も確認する
オムライスを包むときは、フライパンを少し傾けたり、持ち手を握ったまま位置を調整したりします。
そのため、本体が重すぎると細かな操作がしづらくなります。
単純に「軽ければ軽いほどいい」というわけではありませんが、購入前に本体重量を見ておくことは大切です。
とくにIH対応フライパンは、底面にIH加熱へ対応する構造を持たせている製品があり、ガス火専用品より重量が増える場合があります。
ティファールでも20cm、24cm、26cm、28cmなど複数サイズのフライパンが展開されており、製品ごとに対応熱源や重量が異なります。
(出典:ティファール公式サイト「取っ手つきフライパン・鍋」)
購入するときは「22cmだから同じ」と考えず、重量や深さ、底面形状まで商品仕様で確認してください。
◆れいとのワンポイントアドバイス
オムライスでは、フライパンを少し傾けながら卵を寄せる場面があります。
ネット通販なら直径だけで決めず、私は重量まで確認するのがおすすめだと思っています。
数百gの差でも、片手で操作すると使い心地が変わることがありますよ。
IHでは対応表示と底面を確認する
自宅がIHなら、サイズだけでなくIH対応表示の確認も欠かせません。
20cmや22cmという数字はフライパン上部の直径を示していることが多く、IHへ接する底面の直径とは同じとは限りません。

IHクッキングヒーター側にも使用できる鍋底の条件が設定されている場合があります。
小さめのフライパンを購入するときほど、フライパンの商品説明とIHクッキングヒーターの取扱説明書を両方確認すると安心です。
IHでオムライス用の小型フライパンを選ぶなら、20〜22cmのIH対応モデルを中心に、底面径と重量まで比べると選びやすくなります。
私は以前、鉄のフライパンをIHで使っていて、いつの間にか中央部分が盛り上がってしまった経験があります。
熱が均等に伝わりにくくなってしまい、結局そのフライパンは使えなくなりました。
そうした経験もあって、今は「IH対応」と書いてあるかだけではなく、メーカーの使用方法や加熱に関する注意事項も確認するようにしています。
対応する熱源、使用できる底面径、加熱方法は製品やIH機器によって異なります。
正確な情報はフライパンメーカーとIHクッキングヒーターの公式サイト、取扱説明書をご確認ください。
包むか乗せるかでもサイズは変わる
オムライスといっても、作り方はいくつかあります。
昔ながらの薄い卵でチキンライスを包むタイプ、半熟のオムレツを乗せるタイプ、半熟卵をご飯へそのまま滑らせるタイプでは、フライパンに求める条件が少し違います。
| 作り方 | 使いやすい目安 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| 薄焼き卵で包む | 20〜22cm | ご飯を包める面積と卵の厚みを両立しやすい |
| 半熟オムレツを乗せる | 20〜22cm | 卵を中央へ寄せやすいサイズが便利 |
| 半熟卵を上から乗せる | 20〜24cm | 包まないので多少大きくても作りやすい |
| 大盛りを包む | 22〜24cm | 卵とご飯の量に合わせて少し大きくする |
包むタイプでは、フライパンの中でご飯と卵を一体にして形を作るため、サイズ選びの影響が大きくなります。
一方、ご飯を先に皿へ盛って卵を乗せるだけなら、普段使っている24cmや26cmでも十分作れるでしょう。
つまり、「オムライスには絶対22cm」と決めるより、自分がどんなオムライスを作りたいかから逆算するほうが合理的です。
見た目まできれいに包みたいなら小さめ。
気軽に半熟卵を乗せたいなら、今持っているフライパンを活用する。
このくらいの考え方で大丈夫ですよ。
オムライスのフライパンに関するよくある質問(FAQ)
Q1. オムライス1人分なら何cmのフライパンがおすすめですか?
A. 卵2個程度で1人分を作るなら、20〜22cmを基準にすると選びやすいです。
20cmは小ぶりなオムライスや卵を厚めに残したい場合、22cmはご飯を包む余裕も欲しい場合に向いています。
ただし、フライパンの底面形状やご飯の量によって使いやすさは変わります。
Q2. オムライスは26cmのフライパンでも作れますか?
A. 作れます。
ただ、卵2個程度では卵液が薄く広がりやすいため、20〜22cmより包む作業が難しく感じることがあります。
26cmを使う場合は、包まずに半熟卵をご飯へ乗せる作り方もおすすめです。
Q3. 卵3個なら22cmと24cmのどちらがいいですか?
A. 卵3個でも22cmは使えますが、ご飯を多めに入れて大きく包みたいなら24cmも候補になります。
卵に厚みを残して小ぶりにまとめるなら22cm、面積に余裕を持たせたいなら24cmと考えると分かりやすいでしょう。
Q4. オムライスには鉄とコーティングフライパンのどちらが向いていますか?
A. 家庭で失敗しにくさを優先するなら、こびり付きにくいコーティングフライパンが扱いやすいでしょう。
鉄でもオムライスは作れますが、予熱や油のなじみ具合によって卵が張り付くことがあるため、扱いには慣れが必要です。
どちらを使用する場合も、メーカーが指定する加熱方法や手入れ方法を確認してください。
Q5. オムライス専用フライパンは必要ですか?
A. 必須ではありません。
普段使っているフライパンでも十分作れます。
ただ、26cm以上しか持っておらず、包むオムライスを頻繁に作るなら、20〜22cm程度を一枚追加すると作業しやすくなる可能性があります。
目玉焼きやオムレツなど少量の卵料理にも使えるので、オムライス以外の用途も考えて選ぶと無駄になりにくいですよ。
オムライスのフライパンサイズまとめ

オムライス1人分のフライパンサイズは、20〜22cmを基準にするのがおすすめです。
卵2個で小ぶりに作るなら20cm、卵2〜3個を使ってご飯を包みやすくしたいなら22cmが候補になります。
卵やご飯を多めにしたいなら24cmも使いやすいでしょう。
26cmや28cmでもオムライス自体は作れますが、1人分の卵では薄く広がりやすいため、きれいに包む難易度は少し上がります。
その場合は、半熟卵をチキンライスへ乗せる作り方にすると、今持っているフライパンをそのまま生かせます。
- 1人分の基本は20〜22cm
- 卵2個なら20〜22cmが候補
- 大きめなら22〜24cmを検討
- 2人分でも一皿ずつ作れば小型でよい
- 包むタイプは小さめが扱いやすい
- 焦げ付きにくさや重量も確認する
私なら、オムライス用として新しく買うなら最初に22cmを探します。
ご飯を包むための余裕がありながら、卵が広がりすぎにくく、目玉焼きやオムレツにも使いやすいからです。
ただし、同じ22cmでも深さ、底面径、重さ、対応熱源は製品ごとに違います。
あなたが普段使う卵の個数とご飯の量を思い浮かべながら選んでみてください。
なお、サイズや対応熱源、安全な加熱方法は商品によって異なります。
正確な情報は各メーカーの公式サイトや取扱説明書をご確認ください。