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オーブンで使える皿の見分け方|耐熱素材と使えない食器を解説

オーブンで使えるお皿の見分け方のスライド

こんにちは、「キッチンツール・ナビ」運営者の「れいと」です。

グラタンやドリアを作ろうとして、食器棚にある皿を見ながら「これ、そのままオーブンに入れて大丈夫かな」と手が止まることがあります。

私の家にも陶器、磁器、ガラスなどいろいろな素材の食器があり、電子レンジに使えるのかどうかさえ今でも迷うことがあります。

ましてオーブンは200℃を超える高温になることもあるので、見た目だけで判断するのは避けたいところです。

大切なのは、単に「陶器だから大丈夫」「ガラスだから使える」と考えるのではなく、メーカーがオーブン使用を認めているかを確認すること

同じように見える皿でも、耐熱性や装飾、製造方法によって使えるものと使えないものがあります。

この記事では、オーブンで使える皿の見分け方から、陶器・磁器・耐熱ガラス・金属など素材ごとの違い、100均の皿を使うときの考え方まで、初めてでも判断しやすいように解説します。

ポイント

  • オーブンで使える皿の見分け方
  • 陶器や磁器など素材ごとの違い
  • オーブンで避けたい食器と危険な使い方
  • グラタンなど用途に合った耐熱皿の選び方

オーブンで使える皿の見分け方

オーブン対応の皿を選ぶときは、素材名だけで決めるのではなく、商品の表示、耐熱性、装飾、使う加熱方法まで確認する必要があります。

特にオーブンレンジでは「レンジ加熱」「オーブン加熱」で使える容器が変わるため、ここを混同しないことが大切です。

オーブン対応表示を確認する

最も確実な確認方法は、皿の底面、パッケージ、取扱説明書、メーカーの商品ページにある「オーブン使用可」の表示を探すことです。

皿の底面やパッケージでオーブン使用可の表示を確認する方法

英語表記の食器なら「OVEN SAFE」「OVEN PROOF」などと記載されている場合があります。

一方、「電子レンジ使用可」という表示だけでは、オーブンでも使えるとは判断できません。

電子レンジは主にマイクロ波によって食品を加熱しますが、オーブンは庫内そのものを高温にして加熱するため、容器にかかる熱の条件が違います。

注意ポイント

「電子レンジ対応=オーブン対応」ではありません。

底面の刻印や商品説明に「オーブン可」と明記されているかを確認するのが基本です。

電子レンジ対応の食器が必ずしもオーブン対応ではないことを示した図

また、「耐熱」と書かれていても、何に対する耐熱性なのかまで見ておきたいところ。

耐熱温度や耐熱温度差が記載されている商品もありますが、その数値だけを見て自己判断するより、メーカーが指定する使用方法を優先してください。

パナソニックのオーブンレンジ取扱説明書でも、加熱方式ごとに使用できる容器が分けて案内されています。

(出典:パナソニック「スチームオーブンレンジ NE-UBS10C 取扱説明書」【PDF】

陶器や磁器は表示で判断する

「陶器のお皿なら焼き物だから、オーブンでも平気なのでは」と感じるかもしれません。

ですが、一般的な食器用の陶器や磁器と、オーブン調理を想定した耐熱陶器は同じではありません。

陶器や磁器そのものは製造時に高温で焼成されていますが、家庭で使う完成品の食器が、調理時の急激な温度変化まで想定して作られているとは限らないからです。

そのため、普通の茶碗や取り皿を「焼き物だから」という理由だけでオーブンへ入れるのはおすすめできません。

特に厚みのある陶器や、長年使って細かな傷が入った器は、温度差による負担にも注意が必要です。

使うのであれば、耐熱陶器、オーブンウェア、グラタン皿など、オーブン調理を前提として販売されているものを選びましょう。

グラタンやドリアをよく作る家庭なら、オーブン対応と明記された耐熱陶器のグラタン皿を人数分そろえておくと使いやすいです。

◆れいとのワンポイントアドバイス

私なら、昔から家にある皿で表示が分からないものはオーブン用にしません。お気に入りの食器が割れてしまうのも困りますし、料理ごと落としてやけどするほうがもっと怖いからです。迷ったときは「使わない」がいちばん分かりやすい判断ですよ。

耐熱ガラスは便利でも急冷に注意

オーブン料理との相性がよい素材のひとつが耐熱ガラスです。

透明なので料理の側面や焼け具合を確認しやすく、グラタン、ラザニア、焼き菓子などにも使いやすい素材。

さらに商品によっては、保存容器として冷蔵庫に入れ、そのまま電子レンジやオーブン調理へ使えるものもあります。

ただし、「ガラスなら何でもオーブンに入れられる」という意味ではありません。

一般的なガラス食器、クリスタルガラス、カットガラス、耐熱性が確認できないグラスなどは避けてください。

オーブンでは一般的なガラスではなく耐熱ガラスを選ぶ必要がある

耐熱ガラスでも、急激な温度変化は大きな負担になります。

例えば、高温になった容器を冷たいぬれ布巾の上へ置いたり、加熱直後に冷水をかけたりする使い方は避けたほうが安心です。

注意ポイント

耐熱ガラスと強化ガラスは同じ意味ではありません。

見た目だけでは判断しにくいため、必ず製品の品質表示やメーカーの説明を確認してください。

耐熱ガラスメーカーのiwakiでも、オーブン対応製品については、ガラス本体をオーブン調理に利用できることが案内されています。

ただし保存容器の場合、ガラス本体はオーブン対応でも、ふたは外して使用するなど部品ごとに条件が異なる商品があります。

(出典:iwaki公式Webショップ「保存容器」

保存・電子レンジ加熱・オーブン料理をひとつの容器で済ませたいなら、オーブン対応が明記されたiwakiなどの耐熱ガラス保存容器は使い勝手のよい選択肢です。

金属製の皿はオーブンなら使える

ステンレス、アルミ、ホーローなど、オーブン対応として作られた金属製の容器も高温調理に使えます。

ケーキ型やパウンド型、天板が金属製なのを考えると分かりやすいですね。

ただし、ここで注意したいのがオーブンレンジの「レンジ機能」と「オーブン機能」を混同しないことです。

金属製品はオーブン加熱では利用できるものがありますが、マイクロ波を使う通常の電子レンジ加熱では原則として使えません。

火花や故障につながる可能性があるためです。

また、金属本体がオーブン対応でも、取っ手やふたに樹脂、木材、ゴムなどが使われている製品は、その部分の耐熱温度を確認する必要があります。

注意ポイント

オーブンレンジは同じ庫内を使っていても、レンジ・オーブン・グリルで加熱方法が違います。

「庫内に入るから使える」と考えず、選択する加熱モードに合わせて容器を選びましょう。

肉や野菜のロースト料理が中心なら、取っ手までオーブン対応になった金属製ベイクウェアも候補になります。

オーブンで使えない皿もある

オーブンでは庫内温度が200℃を超えることも珍しくありません。

そのため、熱で変形したり燃えたりする素材は使えません。

耐熱陶器や耐熱ガラス、金属、プラスチックのオーブンと電子レンジ対応比較

素材・食器 オーブン使用 主な注意点
耐熱陶器 製品表示による オーブン可の表示を確認する
磁器 製品表示による 一般食器を自己判断で使用しない
耐熱ガラス 製品表示による 急熱・急冷を避ける
ステンレス・アルミ 対応品なら可 レンジ加熱では原則使用しない
ホーロー 対応品なら可 レンジ加熱では使用しない
一般的なプラスチック 不可 変形・溶解のおそれがある
木・竹製食器 基本的に不可 焦げや発火のおそれがある
漆器 不可 変形、ひび、塗装劣化のおそれがある
一般的なガラス食器 不可 耐熱性がなく破損する可能性がある

プラスチックについては「電子レンジ対応」と書かれた保存容器でも、オーブンには対応していないものが多くあります。

レンジ対応の耐熱温度があることと、200℃前後のオーブン庫内に長時間置けることは別だからです。

紙製品についても、料理用のオーブンシートやメーカーがオーブン対応としている紙型などを除き、普通の紙皿や紙容器を自己判断で使うのは避けましょう。

さらに、陶磁器に金や銀の装飾が入っている場合、オーブンだけでなく電子レンジとの併用にも注意が必要です。

複合的な素材が使われている食器ほど、見た目だけでの判断が難しくなります。

オーブンで使える皿の選び方と注意点

オーブン対応であることを確認したら、次は料理やオーブンの大きさに合わせて選んでいきます。

同じ耐熱皿でも、深さや容量、持ち手の形、収納しやすさによって使い勝手はかなり変わります。

グラタンには深さのある耐熱皿

グラタンやドリアで使うなら、ある程度深さのある耐熱皿が便利です。

浅すぎる皿はホワイトソースやチーズが吹きこぼれやすく、庫内を汚してしまうことがあります。

一人分ずつ作るなら小さめのグラタン皿、家族分をまとめて焼くなら大きめの耐熱ガラス皿や陶器製ベイクウェアが使いやすいでしょう。

その際、皿の外寸だけでなく、取っ手を含めた幅にも注意してください。

オーブンの庫内寸法に合わせて耐熱皿の取っ手を含む幅や深さを確認する

オーブンの庫内には入っても、扉や側面に近すぎると使いにくくなります。

私なら新しい耐熱皿を買う前に、まずオーブンの庫内幅と奥行きを測ります。

「大皿を買ったのに入らなかった」という失敗は、料理以前の問題になってしまいますからね。

さらに、オーブンレンジでは庫内容量のL数だけで判断せず、実際の庫内寸法を見ることが大切です。

同じ容量クラスでも、幅・奥行き・高さは機種によって違います。

100均の皿も表示を優先する

ダイソーやセリアなど100円ショップにも陶器や磁器の食器がたくさんあります。

価格が安いからオーブンで使えない、高い食器なら使える、という決まりはありません。

判断基準は値段ではなく、その商品がオーブン調理を想定して作られているかどうかです。

100均の皿も価格ではなくオーブン使用可の表示を確認して判断する 

底面、商品ラベル、パッケージなどに「オーブン使用可」と明記されていれば、その注意事項に従って使います。

反対に、「電子レンジ可」「食器洗浄機可」としか書かれていない皿を、オーブンでも大丈夫だろうと推測して使うのは避けたいところです。

また、購入時にはパッケージが付いていても、何年かすると説明を忘れてしまうことがあります。

オーブン用として購入した食器は収納場所を分けたり、スマートフォンで商品ラベルを撮影して残したりしておくと判断しやすくなります。

◆れいとのワンポイントアドバイス

食器は長く使うので、「買ったときは覚えていたけど今は分からない」が起こりがちです。私は対応が分かりにくい調理器具ほど、商品ページやラベルを後から確認できるようにしておくのが安心だと思っています。

オーブントースターでも確認が必要

オーブン対応の皿なら、オーブントースターでも必ず使えるとは限りません。

オーブントースターはヒーターと食品の距離が近い機種が多く、短時間で容器の表面が高温になりやすいからです。

特に小型のトースターでは、容器とヒーターの距離が近くなります。

そのため「オーブン可」だけでなく、「オーブントースター可」の表示があるかを確認するのが安心です。

同じ理由で、魚焼きグリルも別物として考えてください。

魚焼きグリルは炎や非常に高温の熱源に近づくため、通常のオーブン対応皿では使えない場合があります。

直火対応、グリル対応、オーブン対応は、それぞれ同じ意味ではありません。

オーブン対応でもオーブントースターや魚焼きグリルで使えるとは限らない

オーブン、オーブントースター、魚焼きグリル、直火は別の加熱条件です。

ひとつに対応していても、すべてに使えるとは限りません。商品の使用可能な熱源を個別に確認してください。

冷蔵庫からすぐ入れるのは避ける

耐熱皿を安全に使ううえで見落としやすいのが、温度そのものではなく急激な温度変化です。

例えば、冷蔵庫で冷えきったガラス容器を予熱済みの高温オーブンへ入れたり、焼き上がったばかりの容器を冷たい調理台やぬれ布巾へ置いたりすると、素材に急な温度差が生じます。

耐熱ガラスや耐熱陶器であっても、メーカーが禁止している使い方をすれば破損する可能性があります。

冷えた皿を高温オーブンに入れたり熱い皿を冷たい場所へ置いたりしない

また、冷凍庫からオーブンへ直接入れられるかどうかも商品によって違います。

「耐熱だから大丈夫」とまとめて考えず、冷凍、電子レンジ、オーブン、トースター、食洗機など、それぞれの対応表示を確認しましょう。

加熱後の容器は非常に熱くなっています。

厚手のミトンを使い、安定した鍋敷きの上へ置いてください。

濡れたミトンは熱を伝えやすく、蒸気によるやけどにつながる可能性もあるので、乾いたものを使うほうが安心です。

注意ポイント

オーブン対応という表示は、「どんな温度変化や使い方にも耐えられる」という意味ではありません。

温度、加熱時間、急冷の可否など、商品の注意事項まで確認しましょう。

レンジとオーブンの違いを知る

オーブンレンジを使っていると、同じ庫内で加熱するため「レンジ」と「オーブン」の違いを意識しなくなりがちです。

しかし、容器選びではこの違いがとても重要。

レンジ加熱ではマイクロ波によって食品中の水分などを発熱させるため、一般的に金属製の容器は使用できません。

一方、オーブン加熱はヒーターなどによって庫内を高温にするため、オーブン対応の金属製容器を使用できます。

逆に、電子レンジ対応のプラスチック容器はレンジ加熱には使えても、高温になるオーブンでは溶ける可能性があります。

容器 レンジ加熱 オーブン加熱
オーブン対応耐熱ガラス 対応品なら可 対応品なら可
耐熱陶器・磁器 製品表示による 製品表示による
金属製容器 原則不可 対応品なら可
耐熱プラスチック 対応品なら可 多くは不可
一般的なガラス 製品表示による 不可

なお、オーブンレンジにはレンジとヒーターを組み合わせる自動メニューもあります。

自動調理でどの加熱方式が使われるか分からない場合は、本体の取扱説明書で使用可能な容器を確認してください。

安全に関わる部分なので、正確な情報は使用しているオーブンレンジと食器、それぞれのメーカー公式情報をご確認ください。

オーブンで使える皿のよくある質問

Q1. 普通の陶器の皿はオーブンで使えますか?

A. 陶器という素材だけでは判断できません。耐熱陶器やオーブン対応と明記された商品を使用してください。通常の食器用陶器は、急激な温度変化などでひび割れや破損が起こる可能性があります。

Q2. 電子レンジ対応の皿ならオーブンでも使えますか?

A. 必ずしも使えません。電子レンジとオーブンでは加熱方法と温度条件が違います。「電子レンジ可」と「オーブン可」は別々に確認してください。

Q3. 100均の皿をオーブンに入れても大丈夫ですか?

A. 価格では判断できません。100均の商品でもオーブン対応と明記されたものなら、指定された使用方法の範囲で利用できます。表示が確認できない場合は使用しないほうが安心です。

Q4. 耐熱ガラスならオーブンで必ず使えますか?

A. 製品ごとの表示確認が必要です。オーブン対応の耐熱ガラスでも、急激な温度変化や、オーブン非対応のふたを付けたまま使用することなどは禁止されている場合があります。

Q5. アルミやステンレスの皿はオーブンで使えますか?

A. オーブン対応製品であれば使用できるものがあります。ただし、通常の電子レンジ加熱では金属製品は原則使用できません。オーブンレンジでは選択する加熱モードを確認してください。

オーブンで使える皿は表示を確認しよう

オーブンで使える皿を選ぶときに最も大切なのは、見た目や素材のイメージだけで判断しないことです。

「オーブン使用可」とメーカーが明記している皿を選ぶことが基本になります。

耐熱陶器や耐熱ガラス、オーブン対応の金属製容器は代表的な選択肢ですが、同じ素材でも商品によって使用条件は異なります。

また、電子レンジ対応、オーブン対応、トースター対応、直火対応はそれぞれ別の表示です。

特にオーブンレンジでは、レンジ加熱では使えない金属がオーブン加熱では使えたり、逆にレンジ対応プラスチックがオーブンでは使えなかったりします。

迷ったときは、皿の底面表示、商品パッケージ、メーカーの商品ページ、オーブンレンジの取扱説明書を確認してください。

そして、対応表示が確認できない食器は無理に使わないこと。

オーブン対応か分からない皿は使用せず確実な耐熱皿を選ぶ

 

グラタンや焼き料理をよく作るなら、最初からオーブン対応と分かる耐熱皿を用意しておくと、毎回迷わずに済みます。

安全に関する使用条件は製品によって異なるため、正確な情報はメーカー公式サイトや取扱説明書をご確認ください。

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