
こんにちは。
キッチンツール・ナビ、運営者の「れいと」です。
暑い季節になると、おうちでひんやり冷たいかき氷を楽しみたくなりますよね。
特にドウシシャのかき氷機は、まるでお店のようなふわふわ食感や、おしゃれな台湾風かき氷が作れることで大人気です。
おうちカフェの強い味方として愛用している方も非常に多いのではないでしょうか。
でも、いざお気に入りのシロップを用意して、準備万端でスイッチを入れたのに、なぜか氷が全く削れなくて空回りしてしまったり、ガガガと変な音がして動かなくなったりすることがあるんです。
せっかくの楽しい時間が台無しになってしまうようで、すごくがっかりしてしまいますよね。
ネットで調べてみても、故障なのか、使い方が悪いのかよく分からなくて、余計に困惑してしまうことってあると思います。
とろ雪シリーズや大人のふわふわかき氷器など、人気のモデルだからこそ、ちょっとしたコツを知らないと本来の性能を発揮できないことがよくあるんですよ。
ドウシシャかき氷機削れないというお悩みは、実は製品の構造や氷の特性を少し理解するだけで、おうちで簡単に解決できるケースがほとんどなんです。
そこで今回は、ドウシシャのかき氷機が削れない、あるいは内部で滑って空回りしてしまう原因を徹底的に調査し、その具体的な解決策を分かりやすくまとめました。
これを読めば、あなたの持っているかき氷機がしっかりと復活して、またあの極上のふわふわかき氷を楽しめるようになりますよ。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
ポイント
- ドウシシャ製かき氷機が空回りして削れないときの具体的な原因
- とろ雪シリーズや大人のふわふわかき氷器それぞれの対策方法
- 調節ネジが回らなくなったときの対処法とモデルごとのダイヤル方向
- 刃の寿命やパーツ破損時の公式サポート窓口と交換用部品の購入方法
※当ブログに掲載しているイラスト・画像には、一部生成AIによって作成されたものが含まれます。
ドウシシャのかき氷機が削れない原因と対処法
まずは、ドウシシャのかき氷機がなぜ削れなくなってしまうのか、その主な原因と具体的な対処法について機種ごとの特徴を交えながら詳しく見ていきましょう。
実は、削れない原因は「氷の状態」や「パーツのちょっとしたズレ」にあることが多いんですよ。

盲点となる前回の削り残しを排除する
ドウシシャのかき氷機を愛用している方の中で、最も盲点になりやすく、かつ非常に多くの人が直面している最大の空回り原因が、この「前回の削り残り」なんです。
これは全てのシリーズに共通する現象なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
先ほども少し触れましたが、ドウシシャのかき氷機は安全上の構造的理由、そして刃とパーツの接触を防ぐために、氷ケースの底にどうしても薄い円盤状の氷のプレート(削り残り)が残る仕様になっています。
これは故障ではなく、そういう設計なんですね。
問題は、家族で何杯も連続してかき氷を作る時に起こります。
1杯目を削り終えた後、ケースの底に残ったその薄い削り残しの氷を捨てずに、そのままその上に新しい氷をポンと重ねてセットしてしまうことがよくあります。
これをやると、新旧の2つの氷の境界面が完全に水膜で濡れて、恐ろしいほどツルツルと滑り合う状態になってしまうんです。
この状態でスイッチを入れると、スパイクベースの爪は上の新しい氷をしっかり掴んでいるのですが、その下の古い削り残り氷との間で完全に滑り止めを失っているため、上の氷だけが虚しく回り続け、下の刃に氷が全く届かないという、完璧な空回りループに陥ります。
どれだけダイヤルを調整しても、1ミリも削れません。
連続で削る際には、少し面倒でも「必ず一度氷ケースを本体から外し、内部に残った古い氷を完全に指で取り除いてから、新しい氷をセットする」というステップを徹底してください。
このワンアクションを加えるだけで、空回りトラブルの大部分は綺麗さっぱり解決しますよ。
ちなみに、専用の製氷カップで氷を作った際、カップ同士がピタッと重なってしまって取れなくなるプチストレスもありますよね。
そんな時は、カップの縁を指で軽くつまみながら、回すようにして隙間に空気(アライメント)を入れてみてください。
驚くほど簡単にスッと外れるようになりますので、こちらも合わせて試してみてくださいね。

とろ雪シリーズのパーツ装着と氷の確認
ドウシシャの「電動ふわふわとろ雪」シリーズといえば、プリンや味付き of 調味氷、冷凍フルーツまで削れる大人気モデルですよね。
おうちで極上スイーツが作れる素晴らしいマシンなのですが、その繊細な削り出しを実現するために、実はとても精密な設計がされているんです。
そのため、パーツが少しでも正しい位置にセットされていないと、安全のために作動しなかったり、うまく氷をホールドできずに空回りしてしまったりします。
その中で特に見落としがちなのが、「インナーリング」というパーツです。
このインナーリングは、氷ケースの内部に装着して氷のブレを防ぎ、回転軸をピタッとまっすぐに維持するためのめちゃくちゃ重要な役割を持っています。
もしこのインナーリングを付け忘れてしまうと、本体が氷を正しくホールドできなくなるので、高確率でスパイクが空滑りしてしまいます。
また、最新の安全設計によって、このパーツが未装着だと通電自体を遮断する安全スイッチが働くようになっているんです。
動かないな、と思ったらまずはインナーリングがしっかりセットされているか確認してみてくださいね。
また、セットする氷自体の表面が平らであることも大切です。
氷の表面が斜めに傾いていると、上部のスパイク(トゲトゲのついた押さえ板)が氷に均一に食い込まず、一部だけが滑って空回りする原因になります。
氷をセットする時は、できるだけ表面が平らな状態でケースに入れるように意識してみましょう。
これだけでも、スムーズな削り出しが劇的に復活することがありますよ。

プリン氷や糖度の高い調味氷の凍らせ方
とろ雪シリーズで一度は試してみたいのが、市販のプリンをそのまま凍らせて削るプリン氷や、ジュースやシロップを混ぜた糖度の高い調味氷ですよね。
濃厚な甘さとふわとろの食感は最高なのですが、ここにも削れなくなる物理的な落とし穴が潜んでいるんです。
実は、砂糖やシロップ、またプリンに含まれるゼラチンや寒天、増粘多糖類などの成分は、水の凍結を邪魔する性質を持っています。
化学的には「凝固点降下」と呼ばれる現象なのですが、これによって純粋な水で作った氷に比べて、調味氷は完全にカチカチに固まりにくく、少し柔らかい状態になりやすいんです。
生ぬるい冷凍庫や、凍らせる時間が短い状態で削ろうとすると、表面は凍っているように見えても内部がシャーベットのように柔らかいままだったりします。
その状態でかき氷機を動かすと、上部のスパイクベースの鋭い爪が、柔らかい氷の内部をザクザクと削り崩してしまい、爪が引っかかるための「足がかり」を失ってしまうんです。
その結果、氷の上部で爪だけが虚しく空転する状態になってしまいます。
糖度の高い氷やプリン氷を上手に削るためのコツは以下の2点です。
- 冷凍庫の設定を一時的に「強」にするなどして、時間をかけて完全にカチカチに凍らせる
- 本体をセットする際に、上部のスパイクベースを氷の表面に「ギュッと食い込ませる感覚」で垂直に強く押し付ける
この「食い込ませる感覚」がとても大切で、最初にしっかり爪を安定させておくことで、回転中に氷が崩れて空回りするのを防ぐことができます。
ちょっとした事ですが、これで見違えるように綺麗に削れるようになりますよ。

チョコレートなど調味成分の沈殿対策
次に、牛乳にチョコレートソースやココアを混ぜて凍らせる、濃厚チョコ氷などのレシピを作る時のトラブルです。
「最初は順調に削れていたのに、最後の方になったら急に空回りして削れなくなった」という経験はありませんか。
実はこれ、凍らせるプロセスで発生する成分の沈殿が原因なんです。
チョコレートのように脂質や固体成分が多くて重い材料は、製氷カップに入れて冷凍庫で凍らせる際、ゆっくりと時間をかけて凍る過程で、カップの底面(つまり、かき氷機にセットした時の上面または下面)に沈殿して濃縮されやすい性質があります。
カカオの固形成分が底に溜まった状態でカチカチになると、その部分だけが極端に粘り気を持ったり、逆に非常に脆い構造になったりします。
さらに、ドウシシャのかき氷機は、カッター刃と金属製のスパイク爪が直接接触して刃が傷つくのを防ぐため、底面から数ミリメートルは絶対に削り残されるという、安全上の緻密な設計になっています。
この仕様があるため、沈殿してドロドロ、あるいはボロボロになった未切削部分のチョコレート成分が最後に残り、これがカッター刃の隙間にベッタリと張り付いて目詰まりを起こしてしまうんです。
刃が目詰まりすると、氷がそれ以上下に沈まなくなり、スパイクが空回りし始めます。
このトラブルを防ぐためには、凍らせる前の液体作りの段階で、成分をこれでもかというくらい完全に溶解・均一化させておく技術的な配慮が必要です。
温かい牛乳でチョコを完全に溶かし、粗熱を取る間もときどき混ぜながら、できるだけ均一な状態で急速に冷凍庫に入れる工夫をしてみてください。
目詰まりがなくなれば、最後までノンストップで極上のチョコ氷を楽しめますよ。

大人のふわふわかき氷器で空回りする時
スマートなスティック型で、グラスやお皿に直接削り落とせる「大人のふわふわかき氷器」シリーズ。
手軽で本当におしゃれなアイテムですよね。
専用の製氷カップではなく、家庭用冷蔵庫で作る「バラ氷」をそのまま使えるのが魅力ですが、バラ氷ならではの切削トラブルもよく起こります。
バラ氷を使っていて最も多いのが、やっぱり氷の空回りです。
バラ氷は専用カップで作る丸い大きな氷とは違って、形状が一つひとつ歪で不揃いですよね。
しかも個々のサイズが小さいため、氷ケースの中で氷同士がうまく噛み合わず、お互いに滑って逃げてしまう現象が発生しやすいんです。
なお、とろ雪シリーズや電動わた雪かき氷器など一部の商品ではバラ氷が使えないため、お使いの型番に合った氷を使うことも大切です(出典:株式会社ドウシシャ「かき氷器 よくあるご質問」)。
特に、削り始めは良くても、しばらく削っているうちに氷の表面が少しずつ溶けて丸くなってきます。
表面が滑らかになりすぎると、カッター刃への引っ掛かり(摩擦)を完全に失ってしまい、モーターは回っているのに氷が中でクルクルと滑るだけの状態になってしまうんです。
こうなると、ただ待っていても絶対に削れません。
バラ氷が滑って空回りした時の、とてもシンプルな解決手順です。
- 一度スイッチから指を離して運転を止める
- 本体を軽く上下左右にシャカシャカと振って、内部のバラ氷の配置(アライメント)を入れ替える
- 投入する氷の量を「上限ライン」よりも少し下にして、ケース内に適度な遊び(スペース)を持たせる
こうして氷の向きや配置を変えてあげるだけで、新しく尖った角が刃に当たり、再び小気味よく削れるようになります。
また、氷をぎゅうぎゅうに詰め込みすぎると、逆に氷が動けなくなって空回りしやすくなるので、少し余裕を持たせて入れるのが、実は最大のコツなんですよ。

コードレスモデルの電池残量とトルク不足
アウトドアやベランダ、コードが届かない場所でも大活躍する乾電池式のコードレスモデル(CDISシリーズなど)。
これ、本当に便利ですよね。
どこでも冷たいかき氷が食べられるので重宝するのですが、コードレスだからこその電気的なパワー限界に注意が必要です。
コンセントから直接電気を引くコード式に比べて、乾電池式は電池の電圧がダイレクトにモーターのトルク(氷を押し切って回す力)に影響します。
電池が新しいうちは元気よく回りますが、少しでも消耗してくると目に見えてトルクが低下します。
モーター音は一応しているものの、少し硬い氷の塊にぶつかっただけで、簡単にモーターがロックして回らなくなってしまうんです。
ユーザーの目には、回ろうとして「空回り」しているように見えたり、故障で「動かない」ように見えたりします。
使用の目安として、メーカーが推奨する新品の日本製アルカリ乾電池を使用した場合でも、十分に実用的なトルクを維持できるのは約20回(1回あたり1分以内の連続運転)とされています。
意外と早くパワーダウンを感じる仕様なんんですね。
ここでやってしまいがちなのが、以下のような電池の使い方です。
コードレスモデルでパワー不足を引き起こすNGな電池の使い方:
- 出力の弱いマンガン乾電池を使用している
- 安価な海外製の乾電池や、長期保管して自然放電した電池を使用している
- 新しい電池と古い電池を混ぜて使用している
- 異なるメーカーや種類の乾電池を混用している
これらはすべて、本来の強力なトルクを発揮できなくなる原因になります。
少しでも「パワーが落ちて削りにくくなったな」と感じたら、まずは惜しまずにすべての電池を新品の信頼できる日本製アルカリ乾電池に交換してみてください。
驚くほど力強く氷を削り出してくれるようになりますよ。

ドウシシャのかき氷機が削れない時の調節と修理
ここからは、かき氷機が物理的に動かなくなってしまったり、調節ネジを回してもまったく氷の状態が変わらなかったりする時の、少し踏み込んだ機械構造のお話とアライメントの修復方法について解説します。
力学的な仕組みを知ると、無理な力を加えて壊してしまう心配もなくなりますよ。
氷がロックして調節ネジが回らない場合
かき氷を削っている最中に、刃の高さ調節ダイヤル(ネジ)が固くなってしまい、それ以上どうしても回らなくなってしまったり、あるいは氷が引っかかって「ガタガタガタ!」と激しい異音を立てて動作が急停止したりすることがあります。
これ、初めて経験するとかなり焦ってしまいますよね。
でも無理に回しようとするのは絶対にNGです。
この現象は、機械の故障ではなく、内部で「氷のロック(噛み込み)」が発生している明確なサインなんです。
刃を「粗く」設定しすぎた状態で運転を始めると、氷がカッター刃に対して深く食い込みすぎてしまいます。
すると、氷の抵抗がモーターが回転しようとする最大トルクを大きく超えてしまい、回転軸自体が物理的にロック(停止)されてしまうんですね。
この強烈なロック状態の時、調節ネジ of ネジ山(スレッド)部分にも、氷が刃を押し下げる方向の非常に強い応力が逆方向からかかり続けています。
そのため、人の手で回しようとしてもネジがカチカチに固まってしまい、びくともしなくなるんです。
ここで無理に力を込めてネジを回しようとしたり、無理やりハンドルを回し続けたりすると、内部の精密なプラスチック製のギアやネジ山がバキッと破損してしまい、本当に修理不可能な故障につながってしまいます。
ネジが回らない、またはロックして異音がした時の緊急ステップ:
- 直ちに運転を停止し、コンセントから電源プラグを抜く
- モーター部(本体上部)を一度完全に取り外す
- 刃に食い込んでいる氷を優しく手で取り除き、カッター刃にかかっている負荷を完全にゼロにする
負荷がなくなれば、調節ネジは嘘のようにスルスルと軽い力で回るようになります。
安全のためにも、異変を感じたらまずは電気を止めて、氷の負荷をリセットしてあげることを鉄則にしてくださいね。
怪我のリスクを避けるためにも、刃の周辺を触る時は慎重に作業しましょう。

型番グループで異なるダイヤルの回転方向
ドウシシャのかき氷機で非常に多くの方を混乱させているのが、「モデルによって調節ダイヤルの回転方向が真逆になる」という設計上の仕様の違いなんです。
実はこれが原因で、「刃を引っ込めて調整しているつもりなのに、無意識のうちに限界まで刃を突き出させてしまい、自分で深刻なロック状態を作り出していた」というケースが多発しているんですよ。
お持ちのドウシシャ製かき氷機の型番確認して、自分がどちらの「グループ」に属しているかをしっかり把握することが極めて重要です。
以下の表に、代表的な型番と、底面(刃がある側)から見上げた時の正しい調節ネジの回転方向を整理しました。
非常に大切な情報ですので、お使いのマシンと照らし合わせてみてくださいね。
| 機種グループ・代表型番 | 下から見上げた時の【細かく(引っ込める)】方向 | 下から見上げた時の【粗く(突き出す)】方向 |
|---|---|---|
| グループA (DTY-B1D, DSHH-20, DTH など) |
反時計回り (最後まで回すと刃が沈む) |
時計回り (徐々に刃が露出する) |
| グループB (DTY-B2, IS-TY-B5 など) |
時計回り (最後まで回すとカチカチ音が鳴る) |
反時計回り (徐々に刃が露出する) |
どうでしょうか。
グループAとグループBで、見事に回転方向が真逆になっていますよね。
例えば、以前古いモデルを使っていて、新しくとろ雪の新型(グループBなど)に買い替えた方などは、長年の手の感覚で逆方向に回してしまい、「全然削れない!」「すぐにロックする!」と悩んでしまうことが本当によくあるんです。
ちなみに、調節ネジを「細かく」する方向に限界まで回しきった時に、「カチカチカチ」と軽い作動音が響くことがあります。
これは、ネジが破損するのを防ぐために内部で空回りさせる「クラッチ機能(安全設計)」が働いている音なので、製品の故障ではありません。
安心して、正しい方向にゆっくりとアプローチし直してみてくださいね。
氷ケース底部の六角ネジを締め直す
お気に入りのドウシシャのかき氷機を、何シーズンも大切に長期間使い続けていると、「昔はもっと綺麗にふわふわに削れたのに、最近はどう調整しても粗い氷しか出ない、あるいは空回りしやすい」と感じることがあるかもしれません。
その原因は、内部の目に見えないネジの「微細な緩み」にある可能性が高いです。
かき氷機の心臓部とも言えるカッター刃は、氷ケースの底部に配置されています。
この刃をしっかりと支えて固定しているのが、ケース裏側(底面)にある小さな「六角ネジ」です。
氷を削るという作業は、想像以上に強い振動と負荷が常に機械に加わり続けているため、この頑丈に見える六角ネジも、長年の細かな稼働振動によって、ほんのわずかずつ緩んでくることがあるんです。
このネジがコンマ数ミリでも緩んでしまうと、カッター刃がケースに対して完全に平行(水平アライメント)を維持できなくなり、刃が片側に傾いてしまいます。
こうなると、外側の調整ダイヤルをどれだけ緻密に操作しても、極薄のふわふわ氷を削り出すための理想的な「平行刃位置」をキープできなくなってしまいます。
結果として、いくら回しても空振りするか、逆に粗い塊しか出てこなくなるんですね。
この問題を解消するには、市販されている「約2.5mmの六角レンチ」を用意し、氷ケース底部の六角ネジを慎重に締め直してあげる(増し締めする)のが最も有効です。
きつすぎず、でもしっかりとホールドされる強さでネジを固定してあげることで、カッター刃の水平アライメントが新品時と同様に復活します。
たったこれだけのメンテナンスで、驚くほど滑らかな削り味が戻ってきますよ。
ぜひ試してみてくださいね。

安全リミットスイッチとインナーリング
電動モデルを使っていて、「電源ボタンを何度押しても、モーターの音が一切せず、ピクリとも動かない」というトラブルに遭遇することがあります。
コンセントは刺さっているし、壊れてしまったのかと心配になりますよね。
でも実は、これも電気的な故障ではなく、ドウシシャが誇る高度な安全装置(リミットスイッチ)が正しく働いているだけのことが多いんです。
特に「とろ雪」や「わた雪」といった、上位の高級モデルには、子供が誤って指を入れたり、パーツが不十分なまま動いてケガをしたりするのを防ぐため、二重三重の物理的ロック機構が備わっています。
その代表的なものが、氷ケース内にセットする「インナーリング(またはインナーアダプタ)」と、本体内部の「マイクロリミットスイッチ」の連動設計です。
インナーリングが氷ケース内の所定の位置に、カチッと寸分の狂いもなく収まっていないと、本体のドッキング時にこのマイクロスイッチが物理的に押されず、電気回路が遮断されたままになります。
つまり、本体は「まだ危険な状態だ」と判断して、電源ボタンを押しても一切電気を流さないようにしているんですね。
動かない時は、リングの向きやはまり具合をもう一度見直してみましょう。
また、ふわふわのわたあめのような削り心地が魅力の「電動わた雪かき氷器」などには、氷の表面温度を最適化するための「ヒーター機能」が搭載されています。
このヒーターですが、周囲の部屋の温度が元々高かったり、セットした氷自体の温度が十分に高かったりする場合は、過度な加熱による氷のドロドロ化を防ぐため、正常な制御シーケンスとして作動(加温)を自動的に制限する賢い設計になっています。
これも故障ではないので、部屋の温度や氷の様子を見ながら使ってみてくださいね。
氷ケースのアセンブリ交換と公式窓口
どれだけ細かくアライメントを調整し、氷の状態やセット方法、ダイヤルの向きを確認しても、どうしても全く氷が削れない、あるいは刃が錆びてしまっている、という場合は、カッター刃自体の寿命や物理的な経年劣化を疑う必要があります。
その際は、メーカーの公式なルールに沿って対応していくのが最も安心です。
ここで知っておくべき、ドウシシャの公式サポート規定における極めて重要なルールがあります。
それは、「カッター刃単体での販売や取り寄せには一切対応していない」という点です。
刃は非常に鋭利な金属パーツであるため、ユーザー自身が細かな刃の交換作業を行うと、手などを深く切ってしまう怪我のリスクが非常に高く、安全性を最優先したメーカー側の重要な判断によるものなんですね。
では、刃がダメになったら本体ごと買い替えなければいけないのかというと、そんなことはありません。
刃の磨耗寿命(一般的に約500回前後の使用が目安とされています)に達した場合は、カッター刃が工場出荷時にあらかじめ精密にプレス固定されている「氷ケース」ユニットを、アセンブリ(丸ごと)として新品に買い換えることで解決できます。
これなら刃を直接触る必要がないので、とても安全にリフレッシュできますよね。
交換用の各種専用氷ケースや製氷カップなどの消耗部品は、以下の正規ルートから調達が可能です。
- ドウシシャのパーツ販売専門公式オンラインストア「Doshisha Marche(ドウシシャマルシェ)かき氷器パーツページ」
- 大手家電量販店、または楽天市場などのメーカー公認オンラインショップ

ご家庭での対処の限界を超えた物理的な故障(モーターが焼き付いて焦げ臭い匂いがする、コードが断線している、内部のギアが割れてしまっているなど)が発生した場合は、ご自身での分解修理は火災や感電、大きな怪我のリスクを高めるため、絶対に禁止されています。
メーカー指定外の使い方は安全面や保証面で不利になることがあり、同じドウシシャ製品でも他社パーツとの組み合わせリスクはエバークックにティファールの取っ手は使える?互換性と安全面の解説でも詳しく触れています。
安全第一で、速やかに下記の公式カスタマーサービス窓口へ修理依頼を行ってください。
保証期間内であれば無償対応、期間外でも有償での対応が可能です。
なお、正確な最新情報やサポート料金などは必ず公式サイトをご確認の上、最終的なご判断をお願いいたします。

■ 株式会社ドウシシャ お客様相談室(お電話でのお問い合わせ)
電話番号:0120-104-481(フリーダイヤル)
受付時間:平日 9:00 〜 17:00(祝日・夏季休暇・年末年始等を除く)
ドウシシャのかき氷機が削れない時のまとめ
今回は、ドウシシャ製かき氷機で「氷が削れない」「空回りする」といったトラブルに直面した時の原因と、その具体的な対策について、詳しくご紹介してきました。
解決の糸口は見つかりましたでしょうか。
ドウシシャのかき氷機は、専門店さながらのきめ細やかなくちどけを実現できる本当に素晴らしい名機です。
その一方で、その極上のクオリティを家庭で再現するために、非常に緻密なアライメントと安全設計が組み込まれているため、ちょっとしたコツを知らないと、機嫌を損ねてしまう繊細な一面もあるんですね。
最後に、今回ご紹介した中で、特に今すぐ試してほしい最も重要な「復活の3大ポイント」をもう一度おさらいしておきましょう。
ドウシシャ製かき氷機をスムーズに動かすための3大チェックポイント:
- 冷凍庫から出したばかりのカチカチの氷ではなく、10分ほど自然解凍させて表面が少し汗をかいた(温度調整された)氷を使用する
- 連続して何杯も削る際は、面倒でも必ず前回の古い残氷(薄い氷のプレート)を取り除き、完全にリセットしてから新しい氷を乗せる
- ダイヤル調整を行う際は、ご自身の所有モデルの型番がどちらのグループ(AかBか)かを確認し、正しい方向にダイヤルを回しているか見直す
この3つのポイントを押さえるだけで、世の中で騒がれている「削れない」というトラブルの声の大部分は、実はおうちで簡単に自己解決できてしまうんですよ。
せっかくおうちにある素敵なかき氷機ですから、正しい使い方を知って、長く、楽しく使いこなしてあげたいですよね。
もしパーツ自体がすり減っていたり、刃が傷ついていたりする場合は、ご紹介した公式窓口やパーツショップ「ドウシシャマルシェ」を上手に活用して、無理をせず安全にアセンブリ交換を行ってください。
正しいメンテナンスをしながら、この夏もご家族みんなで、冷たくて美味しいふわふわかき氷を心ゆくまで楽しんでくださいね。
あなたの快適なおうちカフェライフを、心から応援しています!
